オルソケラトロジー(オルソ)とは

「手術はこわいので、手術なしで視力を回復したい。」

「目の運動が退屈で続かない。これ以上視力を落としなくないけど何かいい方法ない？」

そんな疑問にお答えします。

オルソケラトロジー（オルソ）とは

オルソケラトロジーとは、ギリシャ語でオルソ＝矯正、ケラト＝角膜、ロジー＝療法だそう。日本語では角膜矯正療法。オルソケラトロジーは、自分の角膜に合わせたオーダーメードの特殊コンタクトレンズを付けて角膜に圧をかけて角膜を矯正します。夜寝るときに付けるだけ。レスリング試合中にコンタクトがずれて困っていた吉田沙保里選手がこのオルソケラトロジーを行い、0･1程だった視力が1･0以上に回復したと当時話題になった視力回復方法です。

それでは、オルケラトロジーについて良い点と悪い点について見ていきましょう。

オルケラトロジーの良い点

・手術がいらない

眼の手術って怖いですよね。オルソケラトロジーは、レ―シックと違い手術の必要がないので安心です。

・日中は裸眼で過ごせて気持ちいい

自分用の特殊コンタクトレンズを就寝時に付けるだけ！日中は裸眼で過ごせるので目の負担が少ないこともいいですね。特にボクシングやレスリングのような激しいスポーツを行う時、コンタクトレンズの装着は非常に危険なので、オルソケラトロジーが特にお勧めです。

オルケラトロジーの悪い点

・装着しないと元に戻る

特殊なコンタクトレンズで角膜を変形し一時的に視力を矯正しているので、外してから近視の矯正効果は8時間～36時間程度だそう。よってこの特殊なコンタクトレンズの装用をやめると角膜形状も元に戻ってしまいます。

・角膜障害のリスク
オルソケラトロジー用レンズの夜間装着で角膜潰瘍などの角膜障害が起こる事があります。

・矯正視力は弱い近視のみ

強度の近視や強度の乱視は矯正が難しい。

・費用がネック

実はこのオルソケラトロジー費用がネックなんです。　吉田沙保里選手が行った三井メディカルクリニックでは24万円～。しかし、最近では品川近視クリニックの片眼4.2万円～と大分リーズナブルな料金も見られるようになり、ぐっとオルソケラトロジーを受けやすくなりました。

例えば、ワンデーの使い捨てコンタクトレンズが月額5000円とすると、1年で6万円ですよね。これから数十年以上使い捨てコンタクトを購入することを考えれば、オルソケラトロジーを受けてもいいかもしれませんね。予算と相談して検討してみましょう。

＞＞吉田沙保里選手も行った三井メディカルクリニック公式ページはこちら

 オルソケラトロジー（オルソ）が子どもにも解禁されました

オルソケラトロジーは、日本では２００９年に認可されて以降原則２０歳以上に制限されていました。しかし、日本コンタクトレンズ学会が大学での研究成果などを考慮し、オルソのガイドラインを「２０歳未満は慎重処方とする」と改正したことで、オルソが20歳以下の子供にも解禁となりました。

”兵庫県西宮市の中内眼科クリニックでは、２０歳未満の患者３３人にオルソを実施したところ、８割以上の２８人で視力が大幅に改善し、多くは１・０以上になった”とのこと。

”小学５年の男子児童は、右０・５、左０・３だった視力が、いずれも１・５に回復。「サッカーボールを受ける時に見にくかったが（治療開始後は）やりやすくなった。レンズも最初は痛かったが、すぐに慣れた。たくさん練習して、サッカー選手になりたい」と笑顔を見せた。”

こちらの中内眼科クリニックの費用は、両眼で１０万８千円（初回に検査料５４００円必要）とのことです。
(原典：神戸新聞NEXT)

Twitterの声

オルソは本当に視力回復に効果があるの？ツイッターの声を見てみました。これ以外の声でもやはり視力回復の効果があったとの声が多い印象です。

まとめ

ということで、今回は眼の手術をせずに視力を回復する方法としてオルソケラトロジー(オルソ)を紹介しました。

特殊なコンタクトレンズで角膜に圧をかけるため、痛くないか、不快ではないか心配だと思います。しかし、前述の新聞記事で小学生のお子さんでも「レンズ最初は痛かったがすぐに慣れた」ということで、不安は少し解消されたのではと思います。

また、33人中8割の28人で実際に視力回復の効果もみられています。ツイッターでも効果があったとの声が多数見られました。

子供にもオルソが解禁となりオルソを取り扱う病院も今後増えてくることにより、首都圏にお住まいではない方でも視力回復方法としてオルソケラトロジーを試すチャンスが広がりそうですね。

今回は以上です。

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